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2020年2月2日開催予定の「DENDRA!Reincarnation」のカオスな魅力を
DJやイベントオーガナイザーとして活躍するemさんに語って頂きました!
電子ドラッグパーティー「電ドラ!」のマニアックな着眼点と、その見所とは!?
以下、寄稿文です!




「なんなのだこれは、どうすればいいのだ!?」そういったのは確かDoDというゲームで、でもそれをちゃんとやったかも怪しくて。というかやったことがないのに、実況やプレイ動画で確かに何が起きるのか知っているけど、本当のところは今ひとつ知らないということがありすぎる。


これはネットがあるかどうかはあまり関係がなく、たとえば雑誌のレポートもそう。そうした情報を見ることで断片的に知覚できる良さはある一方、リニアに体験することもまた面白いわけで。だからこそパーティに行くのは面白い。





この文章は電ドラの主催チームの方に依頼されたというPR成分はありつつ、ギャラが発生しない条件で作成しています。じゃあなんで書いているの?と聞かれると、だってこのメンツやばくね?の一言に尽きる。


ライブやイベントに対して金を払うことについて、意外と人によって「どこに金を突っ込みたいか」の比重が異なっていると考えることがあります。たとえば、「あの曲生で聞けるなら3000円払う」なのか、「あの人が生で見られることに500円払う、それがパーティ入場料金上回れば行く」なのかなど。


であれば、「あの人が見られるなら500円払う×9人=4500円」となる場合、それはもう現場に行った方がいいわけで。4500円とは、電ドラことDENDRA! Reincarnationの前売り料金ですよろしくお願いいたします。






宣伝文書いて欲しいとお願いを受けて、私は4500円(または当日5000円)をどんな比重で払いたくなるかと思い、概要を伺ったところ「どうしてそういう話もっとTwitterとかでプッシュしないんです???」という気持ちになってしまった。


以降、お話を伺った中で、「なにこれ、こんなメンツが集まってパーティーやるの!?」となった、絶対見たい9名について書いていきます。タイムテーブルはまだ分からないので被ってたらごめんなさい。




1:Chip Tanaka


田中 宏和と書いた方が伝わるかもしれない。

主な作曲としては、「ドクターマリオ」「マリオペイント」「バルーンファイト」「MOTHER(鈴木慶一との共作)」「MOTHER2」「メトロイド」「パルテナの鏡」「ファイアーエムブレム」など。

※引用:ニコニコ大百科-田中宏和より


すごさについてはなにも解説する必要ありませんね、はい。Chip Tanaka名義では文字通りチップチューンをライブでやられるとのこと。


10年ほど前に確かChip Tanakaの出るパーティが東京であったのですが、そのときどうしても行けなくて悲しんだ記憶が蘇ってきた。今回こそは見逃さないよう、10ン年越しのリベンジを個人的にかましていきたい。




2:ミソシタ


あ!バ美肉あらためバーチャル男根受肉ポエムコアだ!!!
ポエムコアは「ハードコアなポエムをダンスミュージックやエレクトロニカに乗せて話す」カテゴリですが、いかんせん彼(女?)の先にミソシタなし、後にもゴリゴリ続く気配が見られない孤高のポジションすぎる。

この文章を読まれているということは、おそらくYouTubeを見られる環境下にもあると思いますので、ミソシタを知らない人は検索してみましょう。

闇と自虐とスケベ心。鬱屈とした感情を癒してくれるのは、鬱屈としたポエムコアなのかもしれない。





3:DJ WILD PARTY


「突飛なパフォーマンスもいいけど、長時間の感覚で楽しめるうまいDJプレイも聞きたいんだよなー」そこのあなた!DJ WILD PARTYがいますよ!!!彼のプレイは「うまいDJ」と表現する際に含まれる領域の幅がおかしい。なんでも回してなんでも「DJ上手い人だ」と実感させてくれる、最強スキルを確認してみてください。





4:DJ TECHNORCH


レイブしようぜ!オールドスクールとハードコアな!


クラブミュージック、または音ゲーやったことがあるなら一度は聞いたことがあるフレーズサンプリングがうますぎる、というか本人も音ゲーに曲提供していたりと、電ドラのメンツが一ミリでも気になった人であれば、刺さる楽曲ばかりになるはず。個人的にビジュアルイメージのセンスがどのアルバムも良すぎて、そういうところもほんと好き。テクノウチ先生にはげましの歓声を!




5:Numb’n’dub  / Laxenanchaos / 鬼畜生 / すてらべえ / ばぶちゃん


画像左から、すてらべえ、鬼畜生、Numb’n’dub、Laxenanchaos、ばぶちゃん。


ブレイクコア最強集団の人たち、ということでまとめました。でも1人ずつに4500円払う価値はあると思う。


すてらべえはエモーショナルとテクニカルのハイブリッド、鬼畜生は人間がやっているとは思えない情報量の音が詰まったnull(無)、Numb’n’dubは青春パンク的な晴天ライブの爽やかさがあり、Laxenanchaosはエレクトロニカが好きな人にも確実に刺さる叙情性、ばぶちゃんは何もかもがCERO Z指定。そんな感じにも受け取れるブレイクコアをやっています。


ブレイクコアは特定の音色・ビート・BPMでくくれない、だからこそ素晴らしい。




6:Gigandect


チップチューン / チップブレイク王子!Kawaii!やっている音楽はドチャクソに激しいのに、音の節々からにじみ出てくるキュートさがとてもKawaii。ライブ中の「せーの!」のかけ声で、みんなニコニコ暴れ散らかしましょう。




7:OZIGIRI


ご無沙汰しております(私信)、音楽で人をぶった切りできるアーティストです。電ドラの出演陣は平均BPMがたぶん200前後でめちゃくちゃ速いと思われますが、そこに「重さ」と「破壊力」を求めるなら絶対に聞いて欲しい。メタルやグラインドコアがお好きな方は、確実に刺さると思う。




8:ナクヤムパンリエッタ

ナクヤム


実在するんだ……(失礼)。この人がオモコロで漫画書いているのは知っています。表現が非常にインターネット的というか、いろんな人の「クソデカ感情と語彙力を失ったときにやっと発する言葉」を、自分のページに落とし込むのがやばい人と認識しています。

個人的には、そのクソデカ感情や言葉が全部自分から発しているものという風に読み取れず、TwitterのTLに流れる膨大な情報も参照しながら、自分のページに埋めるようなニュアンスです。

偏在する存在というか。lainかな?
故に、「一個人」感があまりなく、今回の電ドラで何をやるかも明示されていないため、できることであれば一個人として認識したい気持ちがあります。




9:にゃるら


個人的にこの人の出演は、Chip Tanakaばりに驚いた。ロフトプラスワンとかそっち系のトークライブならまだ分かるのですが、電ドラで???という。この人のnoteで書かれている文章は、流れるようにするすると読めてしまう。書いていることはサグ・アレ・美少女・インターネットでありつつ、儚いが故の美を理解していると思われる感性がとても好きです。こう言っといてトークが真逆のテンションだったらやばすぎるのですが、それはそれで見て見たい。




「この人のために金払いたいリスト」をやってみると、どれも「500円どころかそれぞれ4500円ずつ金払っても良い」人ばかりでした。つまり今回挙げた9人を見るためだけでも、実質40500円の価値が4500円で見られる、超絶お得イベントということがわかってしまった。


総勢40名のパーティということは、全員がんばって見たとして(タイムテーブルは考慮しないものとする)4500×40=18万円の価値があるパーティを前売り4500円ないしは当日5000円で見られるわけですね!安い!


ここで紹介できなかった人もめちゃめちゃいて、それについては本当にすみません。パーティ開催まで2週間ぐらいしかない(この文章がいつどこでアップされるかもまだ分かっていない)ので、なる早で原稿をアップしていただきたかった。ぜひ宣伝ページを見て、それぞれ検索してみると良いのではないかと思います。


「行けたら行く」、それもまあわかる。行けるなら行け。以上です。



書いた人:em

WARP Recordsを中心にレフトフィールドな音楽をかけ倒すパーティ「MEOW!!!」元主宰。

10年ほどに渡り、国内のIDM、ブレイクコア、エレクトロニカを混ぜ倒すパーティをオーガナイズしたり、DJとして「こういう音楽って楽しくない?」と、ご提案をして参りました。

このほか2DJ 1MC 1テキーラガールのユニット「Glocal Pussys(グローカルプッシーズ)」やuenos airesとのB2B DJユニット「marginal disKo(マージナルディスコ)」なども展開。

選曲は続くよ、どこまでも。


https://twitter.com/em_meow


https://note.com/em_303_amen